20070424

カガミノクニノアリス

鏡の中の映し身の自分
張り付いた笑顔と幸せのコピー

他人の物の様に
人生を生きていたら
私は合わせ鏡の中で
永劫に囚われるだろう

汚れた姿見を抜け
逆さまの世界を駆ける

時に骸骨を踏み潰し
花に愛想を振りまきながら
一角獣やライオンや
卵の紳士や老騎士を手玉に

シャッターを切る様な音がして
一瞬で入れ替わる世界で遊ぶ

色を伴い 質量を持ち
透明だった頃を忘れて行く

重力さえ私を捕らえられない

夢の中で少女は笑った
歯車になった人々を横目に

傾斜度の低い夢への道筋さえ
彼らの涙は下り落ちる

短針にも長針にも秒針にも
私は置いて行かれたりしない

アリスが笑う

この記事のトラックバック先URL

Next || Prev

"カガミノクニノアリス"へのトラックバック

"カガミノクニノアリス"へコメントする

(運営者が承認するまではコメントは表示されません。しばらくお待ちください。)




上の情報を保存する場合はチェック