
小学校1年生の時の担任は変な先生だった。
先生の指導のもと、言われるがままに
毎日毎日校庭のトラックを走っていた。
体育の授業中、筋トレの合間に彼女は言った。
「一分間休憩を与える。戦場では一分でも
何にも代え難い時間なのだからそれを肝に銘じて休め。」
僕は小学校に入学したはずなのに、なぜかそこは戦場だったのだ。
彼女は僕達を1年教えた後、ブラジルに旅立って行った。
今になってあの先生に会いたいと思う。
今回のコレクションで不足していた部分を
補うサンプルが到着した。
焼けこげた図書のページを閉じ込めた様な作品群。
薔薇。骸骨。麒麟と狼。砂時計。
それらを一瞥して、見る気がしなくなった。
形になってしまって、気が抜けたのだろうか。
吐き気がして、気分が悪くなり散歩に出掛けた。
連日の雨と低気圧で肺病は悪化している。
腫れて膨らんだ左胸に、何かが詰まった様だ。
月並みな表現だが、それは期待だろうか、不安だろうか。
展示会での反応が楽しみだ。
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